ネットショップは商品を立体的に見えなかったり、実店舗のように販売員やお店の内装まで見ることはできません。
そのためネットショップは実店舗より、顧客からの信頼を得ることが重要になってきます。
なぜなら、ネットショップは実店舗のように対面での販売ではないため、信頼を得ること自体が困難だからです。
ネットショップのサイトを構築するサーバーを値段だけや適当に選んでしまうと、信頼を得ることはむずかしいのです。
個人のブログやサイトはもちろん、アプリケーションなどで得るアクセス数やビジネスの機会損失に大きく直結するからです。
本記事ではECサイト、ネットショップ(通信販売)事業用に最適なレンタルサーバーの選び方を3つ紹介していきます。
レンタルサーバーは大きく分けて4種類
レンタルサーバーの種類は大きく分けて4つあります。
作るブログやサイトの規模によって最適なレンタルサーバーが違ってくるので、下の表を参考にしてください。
項目 | 共用サーバー | 専用サーバー | クラウドサーバー | VPS(仮想専用サーバー) |
---|---|---|---|---|
サーバーの利用 | 複数のユーザー | 自社のみ | 複数のユーザー | 複数のユーザー |
料金 | 安価 | 高価 | スペック次第で変動 | 高価 |
難易度 | 低 | 高 | 高 | 高 |
自由度 | 低 | 高 | 高 | 高 |
他のユーザーの影響 | 受けることがあり | 受けない | 極めて低い | 極めて低い |
すぐ利用可能か | 可能 | 不可(設定が必要) | 不可(設定が必要) | 不可(設定が必要) |
セキュリティ | 比較的高い | 設定次第で高い | 設定次第で高い | 設定次第で高い |
主な対象サイト | 小規模サイト | 大規模サイト、複数の用途向け | 小規模~大規模サイト | 小規模~大規模サイト ※事業者によってことなる |
専門的な知識やスキル | 不要 | 必要 | 必要 | 必要 |
ネットショップ(通信販売)事業用なら「専用サーバー、クラウドサーバー」がおすすめ。
専門的知識が必要で、費用もかかりますがサイトを好きにカスタマイズでき自分好みのサイトを作ることができます。
ECサイト、ネットショップ(通信販売)事業用のサーバーの3つの選び方
選び方のポイント1: サーバーのセキュリティ
1つめはサーバーのセキュリティです。
ネットショップ(通信販売)事業では顧客の個人情報などを守るためにもキュリティ対策は必要です。
特に気をつけたいのは以下の2つです。
この2つが守られいないと顧客の信頼を失い、最悪の場合は個人情報のとりあつかいに関しての法律違反になる可能性があります。
- 購入してくれた顧客の個人情報データの維持管理
- 商品・サービスなどの購入時の決済情報(クレジットカードなどの情報)の維持管理
この2つのセキュリティ対策を実現させるためには、レンタルサーバーのプランの強固なセキュリティ対策があるかどうかが重要になってきます。
選ぶポイントは高い技術や経営年数が多い、しっかりとしたサービスのあるレンタルサーバー会社です。
選び方のポイント2:サーバーの安定性
2つめはサーバーの安定性です。
システム障害などでサーバーに接続出来ないトラブルなどで商品・サービスを販売する機会をとり逃してはいけません。
そのためにはWebサイトを常時稼動できるサーバー環境が必要です。
サイトを常時稼働させるためには、事業継続計画(BCP)の整ったレンタルサーバー会社との契約が必須です。
事業継続計画(BCP)とは自然災害やシステム障害、テロなどの緊急事態における企業や団体の事業継続計画(Business Continuity Planning)のことです。
システム障害などの緊急時にもWebサイトを途切れずに継続し、途切れたとしても早期復旧ができれば、顧客の信用を維持と向上させることができます。
選び方のポイント3:サーバーの柔軟性・拡張性
3つめはサーバーの柔軟性・拡張性です。
ネットショップのサイトに限らず、ブログなどでも突然のアクセス数増加に耐えることができるサイトにしなければなりません。
なぜなら、アクセス数が増えるとサーバーに負荷がかかりサイトへの接続遅延、アクセスできないなどのトラブルが起きます。
ショップのキャンペーンの実地、テレビやSNSなどで「〇〇には□□がおすすめ」などでアクセスが急に集中しても、サーバーのCPUやメモリなどの性能を一時的に強化する方法などの対策が必要です。
面倒そうですが、一時的に強化する方法はかんたんなマウス操作でできます。
専門的な技術は必要なく、アクセスが増えて強化分費用はかさみますが、アクセスが増えた期間のみです。
まとめ
ECサイト、ネットショップ(通信販売)事業用のサーバーの選び方は3つあります。
- ネットショップサイトや顧客情報を守るサーバーの強固なセキュリティ
- 不測の事態にも対応できるサーバーの安定性
- 急なアクセス増加にも臨機応変に対応できるサーバーの柔軟性・拡張性
本記事を参考にECサイト、ネットショップ(通信販売)事業用に最適なサーバーを見つけられたら幸いです。